2011年3月15日火曜日

福島第一原発二号機

煽りやその他の事もあり
しばらくは日記を書くつもりはありませんでしたが
限界です




今回の事故で6人が被爆とあります
20キロ範囲に360人が残っているとも…






30キロ範囲内に6万人以上の方が取り残されている事実は書かれていません




半径150キロが危険であることも報道されていません




ロシアが、サハリンなどのロシア人を本土へ引き上がらせている事実も
報道されていません




首相をはじめ、政府官僚、東電幹部が現地入りしません
そもそも近づきません




今回の件が、どれほど深刻なのかは考えるまでもありません




現地の作業員に頑張っていただくしかないのですが
それを見ているだけの政府の対応は、許せるものではありません




未だに、予算法案の話をしてるくらいですから…




詳細には書きませんが
これだけでも何が起きているかは理解していただけると思います




改めて書きますが、煽りがしたいわけでも
混乱を招きたいわけでもありません




事実を伝えない政府とマスコミに憤っているだけです




そして、何もできない自分にも怒りが…







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2号機の燃料棒露出 一時空だき

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<東日本大震災>2号機一時空だき状態 燃料棒破損の恐れも
(毎日新聞 - 03月14日 20:13)




福島第1原発2号機(右)。左は1号機
東京電力は14日、東日本大震災で被災した福島第1原発2号機で原子炉の水位が急速に低下し、長さが約4メートルある燃料棒が一時水面から完全に露出する「空だき状態」になったと発表した。その後、燃料棒は半分まで水中に入ったが、破損した可能性がある。経済産業省原子力安全・保安院によると、冷却機能が喪失した上、注水に使う消防車5台のポンプが同日午前に3号機で発生した水素爆発などで故障、2台しか稼働していないことが響いた恐れがある。


東電によると、水位が測定不能となった空だき状態になったのは午後6時22分。午後8時ごろに注水が始まった。燃料棒が長時間、完全に露出すると、燃料が損傷し炉内で固まって再臨界し圧力容器を破損。放射性物質が外部に漏れる。


保安院によると、同日午後1時25分、同発電所2号機で原子炉内の圧力を利用して水を循環させて炉内の温度を下げる機能がすべて失われた。東電は、原子力災害対策特別措置法に基づき国に原子力緊急事態宣言を求めた。原子炉隔離時冷却系(RCIC)と呼ばれる機能が停止、原子炉内に注水できなくなったのが原因という。


東電は同日午後4時34分、海水の注入準備に入った。注水には消防車のポンプを使うが、数不足に加え、職員が目を離したすきに燃料が切れて停止したという。その後、注水を再開し、午後9時34分に半分まで回復した。枝野幸男官房長官は午後9時過ぎの会見で「水位の上昇は確認された」と語った。


1、3号機のように建屋内にたまった水素が爆発する可能性がある。東電は、建屋の壁面に穴を開けることを検討している。


3号機の水素爆発で発生した負傷者は11人でうち6人が被ばくした。政府は「燃料棒のある圧力容器と格納容器は健全」とし、保安院は20キロ圏内の付近住民に対し、爆発直後に屋内退避を求めたが、同日午後2時過ぎ、20キロ圏外に退避するよう要請した。警察庁によると、14日午後1時現在、半径10キロ圏内には約60人がとどまり、自衛隊のヘリが搬送する予定だ。10~20キロ圏内には約360人が残り、警察の誘導でバス搬送を始めている。


一方、炉内が高温のために緊急事態宣言が出されていた福島第2原発の1、2、4号機のうち、1、2号機が14日午後、核燃料の分裂が止まる「冷温停止」の状態になった。












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福島第一原発2号機、炉心が再び全露出



(2011年3月15日00時07分  読売新聞)


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東京電力は14日夜、福島第一原子力発電所2号機で、原子炉内の冷却水が、ほぼ完全に失われ、燃料棒がすべて露出して冷却できない状態になり、地元福島県に緊急事態として通報したと発表した。
水位はいったん回復したが、再び低下し、同日午後10時50分、燃料棒が全部露出した。空だき状態が続くと燃料棒が溶けだす炉心溶融の懸念がある。同日夜に記者会見した枝野官房長官は、1~3号機どれでも燃料棒の溶融が起きている「可能性は高い」との見方を示した。
東電によると、2号機はこれまで原子炉の圧力や温度などは比較的安定していたが、14日午後1時38分、冷却水の循環ポンプが止まり、炉内の圧力が上昇、水位が低下し始めた。同5時17分に約3・7メートルの燃料棒上端から露出が始まり、同6時22分に全体が露出した。
東電は冷却水の循環停止後、別のポンプで海水を原子炉に直接入れる準備を進め、同6時24分、注入を開始した。しかし、炉内の圧力が高かった上に、作業員が1、3号機のポンプの見回りで目を離した間に、海水注入ポンプは燃料が切れて停止。燃料を補給して注入を再開したが、約3時間、完全に燃料が露出した状態が続いた。
その後、水位は回復したが、同日午後11時ごろ、原子炉の冷却水が再びなくなり、燃料棒が完全に露出した状態になった。原子炉から格納容器に蒸気を逃がす二つの弁が完全に閉まり、原子炉内の蒸気圧力が急上昇し、海水の注入ができなくなった。同社では対応策を検討している。
一方、15日午前零時2分から格納容器内の蒸気を外部に放出する新たな弁を開けた。この弁から外部に放出する蒸気には、原子炉内の蒸気が含まれており、これまでの放出された蒸気より放射能が高い。
冷却水が消失し、燃料棒の露出が続くと、高温の燃料が冷やされず、炉内の温度が2000度超まで上昇、燃料が溶けだす恐れがある。建屋が吹き飛んだ1、3号機の水素爆発より深刻な事態で、炉心溶融によって大量の放射性物質が大気中に漏れる可能性もある。冷却水喪失(LOCA)によって炉心溶融を起こした事故は、1979年の米スリーマイル島原発事故などがある。

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